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仙台教会の歴史

大田一彦牧師(1985−1992年)・マーク ルティオ宣教師時代(1987−1992年)

長沼三千夫牧師(1957−1970年)・J.リビングストン宣教師時代(1961−1970年)
通木一成牧師(1970−1975年)・A.クヌートン宣教師時代(1973−1982年)
白川清牧師(1975−1976年)・A.クヌートン宣教師時代(1973−1982年)
藤井邦夫牧師(1976−1977年)・A.クヌートン宣教師時代(1973−1982年)
杉山晴吉牧師(1977−1982年)・A.クヌートン宣教師時代(1973−1982年)
内海革牧師時代(1982−1985年)
大田一彦牧師(1985−1992年)・マーク ルティオ宣教師時代(1987−1992年)
K.クリステンセン牧師時代(1992−1996年)
M.ベケダム牧師時代(1996−2001年)
三浦謙牧師時代(2001年-2008年)
藤井邦昭牧師時代(2008年-)

◆   大田一彦牧師
    (1985−1992)

1985年4月 太田牧師着任
 ◇1985年度牧師報告の中で教会について次のように記しておられます。

初めての任地に赴くに際して、私は神が人間に語り給うが故に聴き、神が語り給うことを聴くという、この一事によって教会は基礎づけられ、この一事のみが教会を教会たらしめるという一点を信念として携えてまいりました。......

教会は神が召し、礼拝がなされ、神がつかわすということの間に生きる動的な群れである。
私達の救いが神の選びに基づきイエスキリストにあって生きることであるとすればそれは私達がそのような教会に生きることによってのみ経験される。

教会は何よりもまず神の言葉の群れの共同体であり、礼拝共同体であり、宣教の共同体であり他者に仕える共同体と言える。教会がそのような共同体であるとき、それは真の信仰と希望と愛の共同体となる。

◇宣教について

私達の手で企て作り出した交わりによって仲間を獲得しようとすることは真の宣教ではない、私達の群れが神の言葉に聴き、神の主権と恵みを証する群れである時、神の言葉自身が宣教の主体となるのです。したがって私達が神の言葉を聴く時に私達は真の宣教の群れ、宣教の共同体となることだと思います。各自が神の言葉を聴き、神の主権と恵みを証して生きることにおいて、仙台教会の宣教は真に遂行されていくものと信じています。

◇平和主日礼拝1985年8月18日
平和宣言をめぐり懇談し、四週の討論の後公にする。
私達は神の主権を証する群れとして、国家権力が自らの主権を絶対化し、言わば自らを神として私達に屈服を迫り始めている今、断じて"否"を言わなければならない。


◇秋の特別礼拝1985年11月17日
江藤直純牧師「キリスト者と平和」
懇談会
私達は主によって理性と自由と勇気を与えられ、平和をつくり出すために召されているのです。

◇鶴ヶ谷教会との共なる歩みが85年度より始められた。
 平和宣言、夕礼拝、合同修養会7月27ー28日鬼首高原にて合同婦人会クリスマス礼拝12月12日

神によって起こされた「人は信仰によってのみ義とされる」という真理の下に立つ二つのルーテル教会が、この仙台の地にあってその真理を証するためには二つの教会の"共働"が不可欠であると思う。
信仰をあるいは生を真に分かち合うという意味における真の交わりを、さらに続けていかねばならないと思います。
東北伝道という夢が二つの教会の共通の夢として生じ、やがてこの地における神の宣教の働きに私達が参加させられる喜びにあずかると思うのです。

◇1986年の主題「神の言葉の群」

私達の群れが真に生かされるのは、神様の語り給うみ言葉を私達が真に聴くことによるのであり、そのことが起こるとき私達の群れは真に信 仰と愛と希望の共同体としてこの世に生かさる。
私達が真に神様の言葉を聴くとき、私達は神様から力を与えられ、この世に力強く神様の主権と恵みを証することができるのです。

鶴ヶ谷教会との聖壇交換、初めて行われる。
年2回4月20日、11月16日
7月26日〜27日 仙台・鶴ケ谷合同修養会
12月23日 仙台・鶴ケ谷合同青年会クリスマス礼拝
神の主権を証する集会として
9月21日 平和主日礼拝
9月18日の中国に対する日本軍の侵略、柳条湖事件を憶えて
超教派によるシマンスキー氏講演会、南ア反アパルトヘイト祈祷会、平和セミナー、解放の神学の読書会への参加

◇1987年の主題「証言する群」
牧師報告より
 1987年は仙台教会にとって一つの節目であった。この地に長沼先生によってみ言葉の種がまかれて30年であった。私たちはクリスマスに長沼先生をお迎えして、このことを憶えて共に礼拝を守った。仙台教会から生まれていった鶴ヶ谷教会もこの年に会堂が与えられた。若いルティオ先生が着任されたことで特伝を始として若者を中心に多くの人が教会の門をくぐり、またこれまで東北大YMCA、アムネスティや平和事務所等様々なグループが教会で勉強会や集会を開くようになった。財政面や統計面でも安定そして成長の兆しが確かなものになってきたように思われる。私達が厳しい状況の中にも希望をもってkの節目の年を迎えたのは私達の小さな群が歩みを続ける中で、いつも神様の言葉に聴く"神の群"でありたいと心から欲してきたからと信じています。

◇1988年〜1992年

5ヶ年目標のそれぞれの主題を私達の歩みの中心に置き
1 若い人々への宣教を教会の課題として取り組む
2 地域の方々に教会の門をくぐっていただくための取り組み

(1) 平和事務所への部屋の提供
(2) ルーテルスクールの開始
受験体制の学校教育から切り捨てられ、あるいは自らその枠から飛び出していったいわゆる落ちこぼれと世間で言われている若者や、そんな学校に魅力を失い拒否している若者が勉強したり、人生について考えたりしながら悩みや希望をわかち合えるような場をつくる。
(3) 町内会英会話の開始
地域に根ざした教会の宣教、という視点からそれぞれ活発な活動がなされた。

◆マーク・ルティオ宣教師(1987ー1992)

1987年8月仙台・鶴ヶ谷両教会の宣教師として着任
◇1987年10月11日 第一回説教 以後第2日曜日説教
◇「ヤングピープルズ・フェローシップ」の集いの開始
◇先生は太田牧師と共に主に若者への伝道に係わった。
◇第一回特伝 「黒人霊歌の夕べ」 56名
第二回特伝 「リーチアウトシンガーズ」44名
第三回特伝 イブ礼拝「東北大リコーダーアンサンブル」 66名
◇牧会活動 訪問、カウンセリング等の活動
◇両教会の間の掛橋として奉仕を続けられた